韓国MERS拡大 サムスン副会長が謝罪
MERS(=中東呼吸器症候群)の感染拡大が続いている韓国で、サムスングループのナンバー2が傘下の病院で多数の感染者が発生したことを謝罪した。
韓国では、23日までに172人のMERS感染者が確認され、このうち85人がサムスンソウル病院で感染した。病院側の対応が不十分だったとの批判が高まる中、病院を傘下に収めるサムスングループのナンバー2・李在鎔副会長が23日、謝罪した。
サムスン電子・李副会長「国民に大変な苦痛と心配をかけました。深く謝罪します」
李副会長は、感染拡大の原因究明と再発防止を約束した。一方、新たに感染が確認される人はこの1週間、1日3人以下にとどまっていて、保健当局は感染の勢いが弱まりつつあるとの見方を示している。