ドイツで拘束 アルジャジーラ記者が釈放
エジプト政府の要請に基づき、ドイツで拘束されていた中東の衛星テレビ局「アルジャジーラ」の記者が22日、釈放された。
ドイツの検察当局は22日、拘束していたアルジャジーラの記者、アフメド・マンスール氏を釈放した。ロイター通信によると、ドイツ政府は司法手続きへの不信感などからエジプトへの身柄引き渡しに応じない判断をしたという。マンスール氏をめぐっては、民主化デモ「アラブの春」で弁護士を拷問したとして、エジプトのシシ政権が去年、禁錮15年の実刑判決を言い渡した。
ドイツの検察当局は20日、エジプト政府からの要請に基づきベルリンの空港でマンスール氏を拘束したが、デモが行われるなど釈放を求める声が強まっていた。