空港に“ボディースキャナー”の導入検討
2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会などでテロ対策が急務となる中、国土交通省は、全国の空港に乗客の全身をスキャンできる新たな検査機器を導入する検討を始めた。
テロ対策の強化を目的に導入が検討されているのは、乗客の全身に電磁波をあて、爆発物や刃物などを検知する「ボディースキャナー」という検査機器。国土交通省関係者によると、まず、成田空港、羽田空港、関西国際空港の3か所で、ことし秋ごろに試験的な運用を始め、5年後の東京オリンピックまでに全国の主要な空港への導入を検討しているという。
「ボディースキャナー」は女性の体形があらわになるなどの懸念がもたれていたが、今回導入予定の機器は体のラインが出ないタイプだという。
国土交通省は、高額の費用面なども含め、今後、各地の空港と調整を進めていく方針。