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ボストンマラソンのテロ 被告が初めて謝罪

2015年6月25日 13:21

 2013年、アメリカのボストンマラソンの会場で起きた爆弾テロ事件で、24日、正式に死刑を言い渡された被告が法廷で初めて被害者らに謝罪した。

 事件では3人が死亡、260人以上がケガをした。ボストン連邦地裁の陪審は先月、チェチェン系移民のジョハル・ツァルナエフ被告に大量破壊兵器を使った罪などで死刑の評決を下していた。

 アメリカNBCテレビによると、裁判所は24日、正式に死刑を言い渡したが、イスラム教徒のツェルナエフ被告は被害者らを前に、「神の名のもとに発言します」と前置きし、「犠牲者や生存者におわびします」と述べ、事件後初めて謝罪の言葉を口にした。さらに、「命を奪ったことや取り返しのつかない傷を負わせたことを申し訳なく思う」などと声をつまらせながら述べたという。

 ツァルナエフ被告は今後、控訴するとみられていて、裁判は当面続く見通し。