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韓国・釜山で初のMERS院内感染

2015年6月25日 14:14
韓国・釜山で初のMERS院内感染

 MERS(=中東呼吸器症候群)の感染が広がっている韓国で、第2の都市・釜山で24日、初めて院内感染が確認された。

 保健福祉省によると、25日までにMERSの感染者2人が死亡し、死者は29人となった。また、感染者は1人増えて180人となった。

 新たな感染者は55歳の男性で、釜山の病院で別のMERS患者と同じ病室にいたという。釜山で院内感染が確認されたのは初めて。保健当局はこの病院を閉鎖し、接触した可能性のある患者を隔離する措置を取っている。

 一方、感染の勢いは弱まりつつあり、隔離対象者は先月17日のピーク時に比べ約4000人減り、2600人余りとなった。また、感染者のうち4割以上がすでに退院したという。