オバマ氏、通商交渉権限“一任法案”に署名
アメリカのオバマ大統領は29日、TPP(=環太平洋経済連携協定)の交渉妥結に欠かせない、大統領に通商交渉の権限を一任する法案に署名した。
オバマ大統領が署名し成立した法律は、本来、通商交渉の最終権限をもつ議会が大統領に権限を一任するもの。
オバマ大統領は「法案の可決は簡単ではなかった。この法律はアジアや欧州などでアメリカのリーダーシップを強化するだろう」と述べ、また「この法律の下、結ばれる新たな貿易協定により、現在の貿易制度が改善すると確信している」と交渉進展に期待を示した。
法律の成立を受け、TPP交渉の参加国は来月中に閣僚会合を開き、大筋合意を目指す方針。