ロシア国防省は15日、激しい攻防が続いているウクライナ東部ドネツク州バフムトについて、民間軍事会社ワグネルが新たに2つの地域を奪ったと発表しました。

ロシア国防省はバフムトについて「ワグネルが2つの地域を奪取した。ウクライナ軍は退去しながらインフラを破壊している」と発表し、確執が表面化していたワグネルの戦果を強調しました。

イギリス国防省も14日に「ロシア軍とワグネルが協力関係を強化した」との見方を示していて、長期間の攻防が続いてきたバフムトの戦況が変わる可能性が出てきています。

こうした中、バフムト近郊スロビャンシクで14日にロシア軍のミサイルが直撃した集合住宅では、新たに2人の遺体が見つかりました。民間人の死者は11人に上っています。