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ユーロ圏首脳会議、10時間以上続く…

2015年7月13日 10:38
ユーロ圏首脳会議、10時間以上続く…

 日本時間12日夜にベルギーで始まったギリシャへの支援再開をめぐるユーロ圏首脳会議は、10時間以上たった現在も続いている。ギリシャに不信感を抱くドイツなど一部の国が財政再建案を確実に実行するための措置を求めており、協議は難航している。

 ユーロ圏首脳会議は本来、ギリシャが提出した財政再建案を検討し、金融支援を再開するかどうかを話し合う予定だった。しかし、EU(=ヨーロッパ連合)の高官によると、ドイツなど一部の国は支援再開を決める前に、まずはギリシャ議会で再建案を確実に実行するための法整備を今月15日までに行うよう求めている。

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 一方、ギリシャ側は当面の資金繰りを支えるため、緊急の金融支援の実施を確約することや、債務の軽減策について声明に盛り込むことなどをEU側に求めているという。協議開始からすでに10時間以上がたつが、支援再開に前向きなフランスがドイツとギリシャを仲介する形で3か国の協議を行うなど、事態打開に向けた努力が続けられている。