「イスラム国」が越境攻撃 トルコ兵士死亡
トルコ南部のシリアとの国境付近で23日、過激派組織「イスラム国」が越境攻撃を仕掛け、トルコ軍兵士が死亡した。
地元メディアなどによると、トルコ南部キリスで23日、国境を挟んだシリア側から銃撃があり、トルコ軍兵士1人が死亡、1人がケガをした。攻撃は「イスラム国」によるもので、トルコ軍も応戦したという。「イスラム国」とトルコ軍が交戦したのは初めてとみられる。
国境付近では、20日もトルコ南部のスルチで32人が死亡する自爆テロ事件が起き、トルコの警察当局は、容疑者が「イスラム国」の活動に関わっていた疑いがある20歳の男であると特定している。
トルコでは、これまでの「イスラム国」対策が消極的だったとして政権を批判する声が高まっている。