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米国務長官“イラン核最終合意”理解求める

2015年7月24日 8:26
米国務長官“イラン核最終合意”理解求める

 アメリカのケリー国務長官は23日、核開発の制限などを盛り込んだイランとの最終合意について、議会の公聴会で証言し、理解を求めた。野党・共和党は合意に反対しており、厳しい意見が相次いだ。

 ケリー国務長官「(合意により)イランの核開発は永続的に厳しい監視下に置かれる。世界やアメリカ、同盟国にとって良い合意だと信じている」

 イランの核問題を巡る協議では、イランが核開発の制限など義務を守れば、アメリカは経済制裁を解除することで合意している。議会はその内容を承認するか、9月にも判断する予定。しかし、制裁の解除に反対する共和党の議員からは、イランが本当に合意を守るのかといった厳しい意見が相次いだ。

 共和党上院議員「あなたがたはだまされている。アメリカ国民が代償を払うことになる」

 これに対し、ケリー国務長官は「イランが合意に従わない場合は、再び制裁を課すことになる」などと繰り返し理解を求めた。