トルコ、米軍とともに「イスラム国」攻撃へ
トルコの外相は5日、過激派組織「イスラム国」に対して、アメリカ軍とともに近く攻撃を始める考えを明らかにした。
トルコのチャブシオール外相は5日、訪問先のマレーシアでアメリカのケリー国務長官と会談、その際、記者団に対し、「アメリカ軍の戦闘機がトルコに集まりつつある」、「我々はまもなく、アメリカと共に『イスラム国』に対する大規模な攻撃を始める」と述べた。
トルコ軍は先月下旬、国境を接するシリア領内への空爆作戦を始めたが、実際はクルド人の反政府武装組織に対する攻撃が中心で、「イスラム国」に対する空爆は限定的なものにとどまっていた。
トルコ政府は先月、アメリカ軍に対し、南部のインジルリク空軍基地の使用を認めており、アメリカ国防総省によると、アメリカ軍は4日、この基地から無人機でシリアへの空爆を行ったという。