オバマ大統領「イランとの核合意」支持訴え
核開発の制限と査察の強化を盛りこんだイランとの核合意について、アメリカのオバマ大統領は「外交か戦争かの選択だ」と述べ、改めて合意への支持を訴えた。イランとの核合意については野党・共和党が反対していて、議会での承認を得るのは難しい情勢。
5日に大学で演説したオバマ大統領は「議会が合意を拒否すれば戦争しか選択肢は残らない」と強調した。
オバマ大統領「我々が直面しているのは外交か戦争という選択だ」
オバマ大統領は、合意を「戦争をしないため」と単純化して説明し、国民の理解を得る戦略に出ている。
一方、IAEA(=国際原子力機関)の天野事務局長は合意内容をどのように検証していくか、アメリカ議会に説明し、「もし疑問を感じれば、イランにさらなる説明や現場への立ち入りを求める」などと述べ、理解を求めた。