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天津爆発、李首相現地入り 依然95人不明

2015年8月16日 20:27
天津爆発、李首相現地入り 依然95人不明

 中国の天津で起きた爆発事故は、死者が112人に増え、依然95人の行方が分かっていない。こうした中、李克強首相が現地入りし、対応にあたった。

 爆発事故の死者は16日までに112人に増え、700人以上がケガをしている。また、95人が依然、行方不明で、うち85人は消防隊員だという。

 AP通信などによると、行方不明の消防隊員の家族らが16日、当局が会見を行う建物の前で抗議活動を行い、「なぜ不明者の名前も写真も公開しないのか」などと情報の公開を訴えた。

 こうした中、国営の中国中央テレビは16日午後、李克強首相が現地入りしたと伝えた。事故処理の陣頭指揮を取るためで、現場を視察したほか、避難住民らを慰問したという。原因の究明が進まず、有毒物質の拡散への懸念も強まる中、市民の不満を和らげる狙いもあるものとみられる。ただ事故発生から4日目の現地入りにインターネット上では、「北京から天津はそんなに遠いのか」などと批判の声があがっていて、不満を収めることができるかは不透明。

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