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北朝鮮、砲撃否定「準戦時状態」を宣言

2015年8月21日 13:22
北朝鮮、砲撃否定「準戦時状態」を宣言

 韓国の国防省が20日、北朝鮮側から砲撃を受けたと発表したことについて、北朝鮮は砲撃を否定した上で、金正恩第1書記が前線地帯に対し「準戦時状態」に移行するよう命じた。

 北朝鮮軍の最高司令部は緊急報道を発表し、北朝鮮から砲撃があったとする韓国の発表を否定した。北朝鮮は22日夕方までに韓国の宣伝放送を中止しなければ、軍事行動を開始するとしている。金第1書記は20日夜、緊急の会議を開催し、21日午後5時半から軍部隊が完全武装した戦時状態に入り、前線地帯に「準戦時状態」に移行するよう命じた。「準戦時状態」が宣言されるのは1993年以来、22年ぶりのこと。

 一方、韓国の国防省は21日午前、「いかなる挑発にも断固として報復する」と北朝鮮側に伝えたという。