欧州への難民・移民が増加 30万人超える
中東やアフリカからヨーロッパに渡った難民や移民が、今年だけで既に30万人を超えたことが分かった。
UNHCR(=国連難民高等弁務官事務所)は28日、中東やアフリカから船で地中海を越えてヨーロッパに渡った難民や移民が、今年だけで30万人を超えたことを明らかにした。去年1年間の合計は約21万人9000人で、既に大きく上回っている。
約20万人がギリシャに、また11万人がイタリアに上陸する一方で、約2500人が途中で死亡、もしくは行方不明になっているという。UNHCRは、「一国の手には負えないが、EUが協力すれば対処できる人数だ」として各国が連携するよう呼びかけている。