欧州への移民・難民 今年だけで22万人超
中東やアフリカから船で地中海を越えてヨーロッパを目指す移民や難民が、今年だけで22万人を超えたことがわかった。
UNHCR(=国連難民高等弁務官事務所)は7日、地中海を渡ってヨーロッパに向かった移民や難民が、今年だけで22万5000人に上ったことを明らかにした。中東やアフリカでは政情不安を背景に、ヨーロッパを目指す移民や難民が後を絶たず、中でもギリシャには先月末までに12万4000人が到達し、去年の同じ時期に比べて大幅に増加したという。
また、移民などを巡っては、フランスの港町・カレーに、イギリス行きを希望する移民などが多数集まり問題となっているが、UNHCRは「彼らのひどい生活状況に驚いている」などとして、フランス当局に対して適切な対応を呼びかけた。