日本の降伏文書原本 米で10年ぶりに公開
70年前の9月2日は、日本がポツダム宣言を受け入れるとした降伏文書に調印した日。アメリカの首都・ワシントンでは、この降伏文書の原本が展示されている。
降伏文書は、終戦から70年の節目にあわせ、国立公文書館で一般公開されている。アメリカで原本が公開されるのは、10年ぶり。
1945年9月2日、東京湾に停泊した戦艦ミズーリ号の上で、当時の重光葵外務大臣や連合国最高司令官のマッカーサー元帥らが出席して、降伏文書の調印式が行われた。降伏文書には、「天皇や日本政府の国家統治の権限が連合国最高司令官の制限の下に置かれること」などが明記されている。
来館者「写真などで見たことはあるが原本は初めて見た。非常に感動した」
学芸員「(文書を通じて)戦争でいかに多くの人が犠牲となり苦しんだかを感じます。このような戦争が二度と起こらないことを祈ります」
降伏文書は来月28日まで一般公開される予定。