トルコ軍が大規模空爆 PKKとの応酬激化
トルコ軍は8日までに、敵対するクルド人反政府武装組織に対する大規模な空爆を行った。一方で8日、トルコ人の警察官を狙った爆発事件が起き、武装組織側の関与が疑われるなど、攻撃の応酬が続いている。
トルコ軍は8日までに、イラク北部でクルド人の反政府武装組織PKK(=クルド労働者党)に対する大規模な攻撃を行った。地元メディアによると、戦闘機53機がPKKの拠点20か所を空爆、PKKの戦闘員35人以上が死亡したという。ダウトオール首相は、「何が何でもテロリストを掃討する」と述べ、今後も攻撃を続ける姿勢。
一方、トルコ東部では8日、路上に仕掛けられた爆弾が爆発し、警察官少なくとも12人が死亡した。PKKによる犯行と見られている。
トルコ軍が今年7月、これまでの方針を転換し、PKKの掃討作戦を開始して以降、PKK側も、軍や警察を狙ったテロ事件を繰り返している。