訪米中の習主席、中国経済の健全を強調
国賓として初めてアメリカを訪問している中国の習近平国家主席は22日、最初の訪問地であるシアトルで経済界の幹部を前に演説し、中国経済は健全に成長していると強調した。
22日にシアトルに到着した習主席は、その晩、米中両国の大手企業トップらも参加する夕食会の演説で「中国経済は正常な状態だ。成長率は上半期7%で、成長のスピードは依然として世界の先頭を走っている」と述べ、株価の急激な下落など経済成長の鈍化が懸念される中国経済の先行きについて自信を示した。また、習主席は、経済を安定的に成長させるため引き続き改革を進めていく考えを示した。
一方、25日に行われるオバマ大統領との首脳会談で主要なテーマの一つであるサイバー攻撃について習主席は、「中国も被害者である」と改めて主張した。その上で、サイバー犯罪の取り締まりにおいて米中両国が相互に信頼し、協力する必要があると訴え、高官級の対話を行うよう呼びかけた。
主席の訪米は、2013年6月に続き2度目だが、国賓としては今回が初めて。