アメリカを訪問している中国の習近平国家主席は２３日、マイクロソフト社を訪問し、アメリカ側が懸念を示しているサイバー攻撃問題を念頭にサイバー空間の安全を守ることに力を入れる考えを示した。

　アメリカ・レドモントのマイクロソフト社を訪れた習主席は、フェイスブックなど、ＩＴ企業の幹部が顔をそろえるフォーラムに参加した。

　習主席は「安全かつ安定、繁栄したインターネット空間は、国および世界の平和と安定にとって重大な意義がある。インターネット空間をどう運営し、どう使うかは各国が注目している」と述べて、サイバー空間の安全を守ることに力を入れる考えを示した。

　これに先立ち、シアトル郊外にあるボーイング社の工場を視察した習主席は、旅客機を新たに３００機購入することを明らかにするなど、経済力をアピールした。