×

大村氏、「河川盲目症」の新薬開発で成果

2015年10月5日 20:37

 今年のノーベル生理学・医学賞の受賞者が日本時間5日夕方、発表され、北里大学の大村智特別栄誉教授ら3人の受賞が決まった。

 北里大学の大村智特別栄誉教授は、1935年生まれの80歳。山梨県韮崎市出身で、東京理科大学大学院を卒業後、北里研究所に入所した。微生物由来の有機化合物を多数、発見し、河川盲目症という寄生虫を介して感染する病気の新薬の開発で大きな成果をあげ、貧しい国での死亡率の低下に貢献したことが受賞理由にあげられている。このほか、アメリカのウィリアム・キャンベル氏、中国のヨウヨウ・ツ氏もあわせて受賞が決まった。