殺傷力高める金属玉 “容疑者”2遺体収容
トルコの首都アンカラで起きた爆弾テロ事件で、死者はこれまでに95人に上っている。犯行声明はでていないが、使用された爆弾には殺傷能力を高めるために金属の玉が詰められていたという。
この事件について、トルコ政府は自爆テロとの見方を示している。アナトリア通信によると、捜査当局は容疑者とみられる2人の遺体を収容して身元の確認を進めている。また治安当局者によると、爆弾にはTNT火薬が使用されていて、殺傷力を高めるために金属の玉が詰められていたという。
さらに、犯行の手口や爆弾の規模が、7月にトルコ南部のシリア国境近くで起きた事件に似ているとしている。この7月の事件では、過激派組織「イスラム国」が関与した疑いが指摘されている。