トルコテロ「イスラム国」関与最優先に捜査
97人が死亡したトルコの首都アンカラの爆弾テロ事件で、トルコの首相は、過激派組織「イスラム国」の関与を最優先に捜査していることを明らかにした。
トルコ政府は、2人の男による自爆テロ事件と断定して捜査しているが、ダウトオール首相は12日、地元テレビに「実行犯を間もなく特定できる」との見方を示した上で、「『イスラム国』の関与を最優先に捜査している」と述べた。
トルコ当局は「イスラム国」の関係者など40人以上を拘束し、組織的な関わりがないか調べている。
一方、事件後、国内各地では政府の治安対策に抗議するデモが連日行われている。トルコでは来月1日に総選挙が予定されていて、政権与党は厳しい選挙戦を迫られそうだ。