中国・習主席、英国との親密ぶりをアピール
国賓としてイギリスを訪問している中国の習近平国家主席は20日、議会で演説し、「両国は利益を共有している」と親密ぶりを強調した上で、経済分野での協力をさらに深めていく考えを示した。
習主席の公式訪問は4日間で、20日はまずエリザベス女王らによる歓迎式典に臨んだ。滞在中はキャメロン首相らが地方都市まで同行し、手厚く応対する予定。
習主席「両国はますます相互依存を強め、利益を共有する共同体となっている」
習主席は議会の演説で、両国の「蜜月」ぶりをアピールした。晩さん会にはウィリアム王子夫妻も姿を見せ、王室も総出でもてなした形。
21日にはキャメロン首相と首脳会談を行い、原子力発電所への投資や高速鉄道の採用など、経済分野での関係強化を打ち出すことにしていて、イギリスメディアは商談の総額は5兆円を超えるとの見通しも報じている。