トルコ沖漂流 シリア難民の1歳半男児救助
中東などからヨーロッパを目指す難民や移民のルートとなっているトルコの近海で、海上を漂流していた1歳半のシリア人の赤ちゃんが漁師に救助された。
ロイター通信によると21日、トルコ沖のエーゲ海で漁をしていた漁師が、救命胴衣をつけて浮いていた4人を発見し、救助した。
4人はシリアからの難民の親子で、このうち1人は1歳半の男の子だったが、命に別条はないという。一行はトルコからギリシャを目指していたが、途中でボートが転覆し海に投げ出されたという。
IOM(=国際移住機関)によると、23日現在、海を渡ってヨーロッパにたどり着いた難民や移民は今年に入ってから68万928人で、途中で死亡、または行方不明になった人は3175人にのぼるという。