NYダウ41ドル安 終値1万7581ドル
27日、アメリカの金融政策を決める会合が開かれる中、ニューヨーク株式市場では様子見のムードとなっているが、この日に発表された経済指標が思わしくなかったことで、ダウ平均株価は前日に続いて値を下げた。
27日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は前日比41ドル62セント安の1万7581ドル43セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も4.56ポイント下げて5030.15となった。
この日に発表されたアメリカの消費に関する経済指標や、一部の製造業の指標が市場の予想を下回ったことで、売り注文が相次いだ。また、原油の先物相場が下がって石油関連株が売られたことも相場を下げる要因となった。
27日からは金融政策を決めるFOMC(=連邦公開市場委員会)が開かれていて、28日に結果が発表されるが、利上げは早くても12月になるだろうというのが大半の見方。市場関係者は「利上げの時期が不透明で、市場には不安がある」と話していて、28日、FOMCが発表する声明の内容からこの先を見通せるかどうかが焦点となっている。