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VW“排ガス不正”で特別損失8900億円

2015年10月28日 20:58
VW“排ガス不正”で特別損失8900億円

 排ガス不正問題に揺れるドイツの自動車メーカー・フォルクスワーゲンが今年7月から9月の決算を発表し、不正に絡む特別損失として日本円で約8900億円を計上したことを明らかにした。

 28日に発表された第3四半期の決算によると、フォルクスワーゲンは税引き後の純損益で17億ユーロ(約2300億円)の赤字となった。ディーゼルエンジンの排ガス不正問題をめぐって、今後、大量のリコールが見込まれるが、不正に関連する費用として67億ユーロ(約8900億円)の特別損失を計上している。

 ヨーロッパメディアによると、フォルクスワーゲンの四半期決算が赤字となるのは少なくとも15年ぶりだということで、ミュラー会長は「失った信頼を取り戻すためにあらゆることをする」とコメントしている。