中国と台湾がトップ会談へ 分断後初
中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統が今月7日、シンガポールで会談することが決まった。トップ同士の会談は、中国と台湾が分断した1949年以来初めてとなる。
台湾メディアによると、7日の会談では、お互いの平和促進と台湾海峡の現状維持について意見を交換するという。馬英九総統は2008年の就任以来、中国との関係改善を進めていて、去年2月には、分断以来初めてとなる閣僚級の会合を実現させた。
台湾では来年1月に総統選挙があり、世論調査では、最大野党で独立志向の強い民進党の蔡英文主席が、与党・国民党の朱立倫主席を大きくリードしている。国民党は、今回のトップ会談を通じて、中国との友好的な関係をアピールし、選挙での巻き返しを図る狙いがあるとみられている