２０２０年以降の温室効果ガスの排出削減に向けた取り組みを話し合うＣＯＰ（＝気候変動枠組み条約締約国会議）が今月末からフランス・パリで始まるのを前に、事前に争点を話し合う閣僚級の非公式会合が８日、始まった。

　この会合は、通称プレコップと呼ばれ、主要７０か国の環境担当相らが参加している。今月３０日から始まるＣＯＰ２１では、世界各国が２０２０年以降の温室効果ガスの排出削減に向けた取り組みについて合意を目指す。しかし、先進国と途上国の主張の違いなど国ごとの思惑には依然として隔たりが大きく、今回のプレコップでは、主な争点について政治的な解決策を探る。

　平口洋環境副大臣「後進国と先進国と分けて考えるのはおかしいと日本は言っていますが、そうではない国も多いので、そこらへんはもめると思います」

　プレコップは１０日まで、３日間の日程で行われる。