“最低賃金引き上げ”求め 米過去最大デモ
アメリカで、労働者の最低賃金引き上げを求める動きが活発になっている。10日、労働者らによるデモが過去最大となる全米270の都市で行われた。
10日、ニューヨークでは約200人がデモに参加し、現在、州で定められた時給8ドル75セント(=約1080円)の最低賃金を引き上げるよう求めた。
レストランのウエーター「毎月生活が苦しいです。医療保険料が払えないので必要な治療が受けられず、病気がなかなか治りません」
アメリカではファストフード店の従業員を中心に運動が活発になっているが、これを受け、自治体が率先して時給15ドルへの引き上げを定めるケースも出てきている。
この日、デモは過去最大の全米270の都市で一斉に行われ、参加者はそれぞれ最低賃金の引き上げを求めた。