拉致など北の人権侵害 国連で決議案採択
国連の委員会は19日、拉致事件など北朝鮮の人権侵害を国際刑事裁判所に付託することなどを求める決議案を採択した。
国連の人権問題を扱う委員会で採択された決議は、日本人拉致など北朝鮮による人権侵害を「人道に対する罪」と非難し、国際刑事裁判所への付託や首謀者への制裁を検討するよう安全保障理事会に促すもの。日本とEU(=ヨーロッパ連合)が共同で提出していたもので、採決では112か国が賛成した。
決議に拘束力はないが、日本は北朝鮮への圧力を強めたい考え。
また、12月には去年に続き、北朝鮮の人権問題に関して安保理の公式会合を開くことが検討されている。