西アフリカのマリで２０日、武装集団が高級ホテルを襲撃し、１７０人を人質に取って立てこもった。救出作戦が行われたが、１９人が死亡した。

　ロイター通信によるとマリの首都・バマコで２０日、武装した集団がホテルに押し入り、客や従業員など１７０人を一時、人質に取った。治安当局が救出のため突入し、人質は解放されたが、マリのケイタ大統領は作戦の際に１９人が死亡したと発表した。ホテルの宿泊客に日本人はいないという。

　犯行グループの２人も死亡したということだが、逃走した者もいるとみられ、当局が行方を追っている。事件を受け、マリ政府は１０日間の非常事態を宣言した。