パリ同時多発テロから2週間…観光に打撃
フランス・パリでは27日、同時多発テロから2週間を迎えた。旅行者は戻らず、観光業などに深刻な影響が出ている。
パリの同時多発テロから2週間。襲撃を受けた劇場などには犠牲者らを悼む市民らの姿があった。政府主催の追悼式典も行われ、オランド大統領はテロと闘う決意を改めて示した。
至る所でフランス国旗がはためき、愛国と追悼ムードに包まれる一方、新たなテロの恐怖はぬぐえず厳戒態勢が続いている。
屋台の店員「(例年と)大違いです。今年は人が大幅に減っています」
一方、パリにある劇場ではこうしたムードを払拭しようと事件の2日後から通常通りに営業を続けている。
劇場の支配人・バタイユさん「怖がっていたら人に生きる希望を与えることが出来ない。美術館、映画館、劇場などへ出かけ、今までと同じ生活に戻ることが大切」
今も暗い影が残るパリ。元の姿を取り戻すためにも新たなテロを防ぐことが求められている。