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英国が「イスラム国」への「空爆を開始」

2015年12月3日 14:23
英国が「イスラム国」への「空爆を開始」

 イギリス議会は2日、シリアでの過激派組織「イスラム国」に対する空爆を承認した。ロイター通信は「空爆が始まった」と伝えた。

 議会では10時間にわたる議論の末、空爆の範囲をイラクからシリアにまで広げることが承認された。

 イギリス・ハモンド外相「これから邪悪なテロ組織を弱体化させる。それで、イギリスはより安全になる」

 ロイター通信がイギリス政府筋の話として伝えたところによると、承認の数時間後、爆撃機による空爆が行われたという。

 イギリスはイラク戦争の反省から海外での武力行使には根強い慎重論があり、2年前にはアサド政権に対する軍事行動を議会が認めずに断念した経緯がある。

 しかし、パリの同時多発テロ以降、世論も空爆支持に傾き、最大の同盟国・アメリカと再び足並みをそろえることになった。