6か国協議の日米韓首席代表が協議
北朝鮮の核問題を話し合う、6か国協議の日本・アメリカ・韓国の首席代表は3日、アメリカ・ワシントンで協議を行った。北朝鮮が挑発的な行動を繰り返さないよう引き続き圧力をかけ続けることなどで一致した。
協議では、北朝鮮が先月、日本海で行ったとみられる潜水艦からの弾道ミサイルの発射実験など、最新情勢について意見が交わされた。
また、北朝鮮が、こうした挑発行動をしないよう、圧力をかけ続けるとともに、意味のある対話の場に戻るようさまざまな努力を続けることで一致したという。
さらに、日・米・韓だけでなく中国やロシアとも連携を強化することも確認した。
ただ、アメリカのソンキム北朝鮮担当特別代表は、北朝鮮が対話の場に戻るかは、「北朝鮮次第だ」と述べるなど、6か国協議再開の見通しは、たっていない。
アメリカの北朝鮮政策も手詰まり感があり、残り1年となったオバマ政権の間に、進展をみるのは難しいものとみられる。