イラン核問題で最終合意が発効 制裁解除へ
イランの核問題をめぐる欧米など6か国とイランの最終合意が18日、正式に発効した。イランは核開発を縮小する一方、欧米は制裁の解除に向けた準備を始める。
欧米など6か国とイランが今年7月にまとめた最終合意は、国連安保理の決議を経て、18日に正式に発効することになっていた。
発効をうけてアメリカのオバマ大統領は18日、「重要な前進を歓迎する」との声明を発表、イランへの制裁解除などの準備を始めるよう、関係閣僚らに指示した。
また、EU(=ヨーロッパ連合)も、金融制裁の解除などにむけた法的な枠組みを整えたと発表、合意を受けた具体的な作業が始まった。今後、イラン側がウラン濃縮の大幅制限など合意を守っていると検証されれば、欧米側が制裁の解除に踏み切ることになる。