露・潜水艦が「イスラム国」拠点にミサイル
ロシアは8日、地中海に配備した潜水艦から初めて、シリア領内にある過激派組織「イスラム国」の拠点に向けて巡航ミサイルを発射したことを明らかにした。
ロシア大統領府によると、ショイグ国防相が8日、プーチン大統領への報告の中で明らかにしたもの。
地中海に展開する潜水艦「ロストフナドヌー」から巡航ミサイルを発射し、ミサイルは「イスラム国」が首都と位置づける都市・ラッカの2か所の拠点に命中したという。潜水艦からの「イスラム国」への攻撃は初めてで、攻撃強化の姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。
またプーチン大統領は、巡航ミサイルには核弾頭を搭載できることを明らかにした上で、「テロとの戦いで核弾頭を使う必要性がないことを期待する」と述べた。