ノーベル平和賞団体 民主化の重要性訴える
ノルウェーの首都オスロで9日、今年のノーベル平和賞に選ばれたチュニジアの4団体が授賞式を前に会見し、中東地域などにおける民主化の重要性を訴えた。
ノーベル平和賞を受賞するチュニジアの4団体(=チュニジアン・ナショナル・ダイアログ・カルテット)は、政治や宗教など様々な勢力の調整役を務め、民主化プロセスに貢献したことが評価された。
また、チュニジアに限らず、すべての国における民主化の重要性を強調した。チュニジアでは今年3月、日本人3人を含む20人以上が死亡した博物館襲撃事件が起きたほか、先月も首都チュニスで自爆テロ事件が起きている。
4団体は、「対話で解決できるよう、政府に働きかけたい」と述べ、テロ対策にも取り組む考えを示した。
授賞式は日本時間の11日夜に行われる。