ノーベル賞受賞 大村さん、梶田さんが会見
スウェーデンのストックホルムで行われたノーベル賞授賞式から一夜明けた11日、日本人受賞者2人が会見した。生理学・医学賞を受賞した北里大の大村智特別栄誉教授は、授与されたメダルを手に喜びを語った。
大村さんは10日の授賞式の後、メダルをノーベル財団にいったん預けていて、11日、正式に受け取った。
大村さん「自分が持ってみると、本当に美しくて重い物だなと思います」
また、同時に授与された賞状については、「こういう雰囲気の証書っていうのは、日本ではちょっと作れないね」と話し、受け取った賞金については、母校など人材育成のための組織に寄付するという。
一方、物理学賞を受賞した東京大学の梶田隆章教授は、妻の美智子さんと共に会見し、緊張した一日を無事に終えた心境を語った。
梶田さん「昨日がやはり一番重要な日だったと思う。本日、朝になってみたら、テンションが下がっています」
また、梶田さんは、今後は受賞者として、基礎科学研究の発展と若手研究者の育成に尽くす考えを示した。梶田さんは14日に帰国し、改めて会見を開く予定。