「赤色警報」北京 大気汚染指数が上限超え
大気汚染警報としては最も重い「赤色警報」が発令されていた中国・北京では、22日午後、大気汚染の度合いを示す指数が、一時上限を超えるなど深刻な状態となった。
北京市では、この冬2回目となる赤色警報の発令で、19日の朝から車の通行を制限したり、一部工場の操業停止などの緊急措置がとられた。
それでも、22日夕方には、市の中心部で大気汚染物質PM2.5の値が日本の環境基準の15倍近くとなり、大気汚染の度合いを示す指数が一時、中国政府の定める上限を超えて悪化した。
赤色警報は23日午前0時で解除され、23日以降、汚染は徐々に改善するという。
一方、北京の隣の天津市では、22日までに発令された初の赤色警報で、23日午前0時から24日午前6時まで、車の通行規制などの措置がとられる。