中国 政策批判の仏記者を“国外退去”に
中国政府は26日、ウイグル政策を批判した北京在住のフランスの女性記者に対し、事実上の国外退去処分とした。
ウルスラ・ゴーティエさんはフランス週刊誌の北京駐在の女性記者。ロイター通信によると、ゴーティエさんは先月、「中国は『テロとの戦い』を名目にウイグル族への締め付けを正当化している」と、当局に批判的な記事を執筆した。
これに対し、中国外務省は26日、「テロリズムを助長させる誤った言論」で、「中国にとどまり仕事を続けるにはふさわしくない」として記者証の更新を許可せず、事実上の国外退去処分とすることを明らかにした。
ゴーティエさんは「テロを助長していないし、やっていないことを謝罪はできない」として、31日に中国を出国する予定。