“南京事件”中国政府主催の追悼式典
78年前の12月13日は、旧日本軍が多くの中国人を殺害したとされる「南京事件」が起きた日。中国・南京では、政府主催の追悼行事が行われた。
追悼式の冒頭、南京事件の犠牲者に1分間の黙とうがささげられた。中国にとって、13日の式典は、抗日戦争に勝利して70年となる今年、一連の記念行事の最後に位置付けられている。
去年は習近平国家主席が出席したが、今年は最高幹部の姿はなく、日本の国会にあたる全国人民代表大会の常務委員会の李建国副委員長が出席した。李副委員長は、「いかなる人も侵略戦争と侵略者の歴史を美化することは容認しない」と述べた。
一方で日中関係について触れ、「友好協力を絶えず推し進めるべきだ」と関係改善を進めていく姿勢を表明し日本への配慮もみせた。