442人死亡の船転覆事故「悪天候が原因」
今年6月、中国の湖北省を流れる長江で442人が死亡した客船の転覆事故について、中国政府の調査団は「当時の悪天候が原因で起きた」と結論づけた。一方、「地元当局などの管理にも問題があった」として、「40人以上を処分するべき」と勧告している。
国営の新華社通信によると、中国政府の調査団は30日までに結果を報告し、当時、降っていた1時間に94ミリの猛烈な雨や「ダウンバースト」と呼ばれる突風などにより、操縦不能になった船が傾き、水が入ってから1分以内に転覆したとしている。
一方、報告では「日常的な安全管理などに問題があった」として、「地元当局や企業関係者の43人を処分すべきだ」と勧告している。