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韓国大統領府、日韓合意に改めて理解求める

2015年12月31日 21:53
韓国大統領府、日韓合意に改めて理解求める

 日本と韓国が慰安婦問題で解決に向けて合意したことに韓国国内で反発が出る中、韓国大統領府は31日、国民に向けたメッセージを発表し、改めて理解を求めた。

 韓国大統領府の金聲宇広報首席秘書官は31日、メッセージを読み上げ、今回の合意について「慰安婦問題の傷はあまりに深く、どんな結論でも物足りなさが残る」と説明した。

 金首席秘書官「政府が最善を尽くした結果に『無効だ』『受け入れられない』とだけ主張するなら、今後、どの政権もこの問題から手を引くことになる」

 金首席秘書官は、元慰安婦の支援団体などが反発していることを念頭にこのように述べ、国民に理解を求めた。

 韓国では、すでに朴槿恵大統領自身がメッセージを発表したほか、外務省の高官が元慰安婦に直接面会して説明し、合意に理解を求めているが、今のところ反発が収まる兆しは見えていない。