「貧困撲滅」に決意 中国・習主席が演説
中国の習近平国家主席は先月31日夜、新年を迎えるにあたってテレビ演説し、今年は貧困撲滅を本格化させるため、取り組んでいく決意を語った。
習近平主席は先月31日夜、国営の中国中央テレビを通じて演説し、台湾の首脳と歴史的な会談を実現したことや、人民元がIMF(=国際通貨基金)の「主要通貨」に採用されたことなど、2015年の成果を強調した。
その上で、今年はすべての中国国民がゆとりのある生活を送れるようにする最終局面に入る年にすると述べた。
習近平国家主席「数千万人の貧しい農村の人々の生活を良くすることを私はいつも気にしている」
中国では年収が日本円で5万6000円以下の人が7000万人ほどいるとされている。習主席は演説の中で、貧しい生活をしている農村の人々が貧困から確実に脱却できるようにすると、取り組みへの決意を示した。