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五輪控えるブラジルでデモ、一部が暴徒化

2016年1月10日 1:39
五輪控えるブラジルでデモ、一部が暴徒化

 8月にオリンピックの開催を控えるブラジルのリオデジャネイロなどで8日、公共交通機関の運賃引き上げなどに反対するデモがあり、一部が暴徒化した。

 AP通信などによると、デモはバスや地下鉄の運賃引き上げに反対するもので、ブラジル最大の都市サンパウロでは、約3000人のデモ隊の一部が暴徒化、バスの窓をたたき割るなどした。

 デモは、オリンピック開催地のリオデジャネイロなどでも発生し、警察が催涙弾を投げるなど激しく衝突した。一連のデモで3人の警察官が負傷、17人が逮捕された。

 ブラジルでは2013年にも、サッカー・ワールドカップの開催を前に巨額の税金投入などに反対する大規模なデモが起きていて、オリンピック開催を前にデモの拡大が懸念される。