ミャンマー政府 少数民族と和平協議
ミャンマー政府は12日、国内での和平をめざして少数民族と協議を行い、3月にも政治のトップに立つアウン・サン・スー・チー氏も出席した。
協議にはスー・チー氏のほか、テイン・セイン大統領や少数民族グループの代表などが出席した。
ミャンマーでは長年、政府と少数民族の武装勢力が対立し、国境付近では今も戦闘が続いている。政府は去年10月、一部の少数民族グループと停戦合意に署名するなど和平プロセスを進めている。
スー・チー氏も国内の和平を最優先課題とする方針で、会議では「国民の間での和解ができなければ平和は訪れない」と、すべてのグループに停戦を訴えた。
スー・チー氏率いるNLD(=国民民主連盟)が圧勝した総選挙の結果を受けた新議会は来月はじめに招集され、3月にもNLD主導の新政権が発足する見通し。