トルコ、テロ報復で戦闘員約200人殺害
トルコのダウトオール首相は14日、イスタンブールで起きたテロ事件を受け、トルコ軍が過激派組織「イスラム国」に対する報復攻撃を行い、戦闘員約200人を殺害したと明らかにした。
ダウトオール首相は14日の会見で、トルコ軍が過去2日間、シリアとイラクにある「イスラム国」の拠点、約500か所に砲撃を加え、戦闘員約200人を殺害したと述べた。
トルコでは最大都市イスタンブールの観光の中心地で12日、自爆テロ事件があり、ドイツ人観光客10人が死亡。トルコ政府は「イスラム国」メンバーの犯行と断定しており、今回の攻撃は事件を受けた報復措置。
トルコは去年7月、南部のスルチで「イスラム国」の関与が疑われる自爆テロ事件が発生して以降、「イスラム国」に対する空爆に乗り出している。