トルコ自爆テロ 「イスラム国」から指示
102人が死亡した、トルコの首都アンカラの自爆テロ事件で、トルコの検察は28日、過激派組織「イスラム国」から指示を受けた組織がテロを実行したと発表した。
トルコの検察は28日、トルコ南東部のガジアンテップに拠点を置くテロ組織がシリアの「イスラム国」から直接の指示を受けてアンカラの自爆テロ事件を実行したと発表した。押収した電子記録を分析した結果、判明したということで、この組織は「イスラム国」から資金の提供も受けていたと結論づけている。
また、ことし7月、南東部のスルチで30人以上が死亡した自爆テロ事件についても、この組織が実行した証拠があるとしている。
トルコ政府はこれまで、「イスラム国」のほか、対立するクルド人の反政府武装組織が事件に関与した可能性があると指摘していた。