テロ実行犯宅から「イスラム国」の旗
20人以上が死傷したインドネシア・ジャカルタのテロ事件で、実行犯の自宅から過激派組織「イスラム国」の旗が見つかっていたことがわかった。
この事件は14日、ジャカルタ中心部で複数の爆発と銃撃戦が相次ぎ、2人が死亡、24人がケガをしたもの。警察は、シリアに滞在し、「イスラム国」に参加しているインドネシア人の男が事件を首謀したとみているが、自爆するなどして死亡した5人の実行犯のうちの1人の自宅から「イスラム国」の旗が見つかっていたことが新たにわかった。
警察は「イスラム国」に参加する男が国内の過激派組織のメンバーに計画を持ちかけて犯行に至ったとみて、背後関係などを調べている。
インドネシアのイスラム教徒「イスラム教にはテロを起こすような教えはない。非常に憤りを感じる」
ホテルやデパートなどが集まるジャカルタ中心部では警察が人員を増員して警戒に当たっている。東南アジアで「イスラム国」が関わったとみられるテロ事件が起きたのは初めてで、警察は新たなテロを防ぐため人が集まる地域などで警戒を強めている。